こんばんは、キッズフォトスタジオことりのわたなべです。
季節も良くなってきましたね。
涼しい日が多くなり、
これからお宮参りをされるお家も多いのではないでしょうか。
お参りの時に掛ける着物を、
「掛け着」と言います。
おじい様達がご用意して下さったり、
パパママの時に使われた掛け着が取ってあったり、
お家によって様々だと思いますが、
今回は掛け着の柄について、
「こんな意味があるよ」とまとめてみました。
よろしければ、掛け着選びのご参考に
なさってみて下さい^^
●男の子
「鷹」
男の子の掛け着で一番多い柄です。
鷹の柄で一番注目されるのは、「眼」だそうです。
鷹は高い空から地上の小動物を見つけ狩りをします。
「先を見通す眼力」、「もの事の本質を見抜く眼力」を
持って欲しいという願いが込められた柄だそうです。
また、獲物をがっちり掴むその爪は、
運や幸運をしっかり掴んで離さないという意味を表しているそうです。
●男の子
「兜」
昔は一家をおさめるものとして、
男の子は出世や大成を臨まれてきました。
健康であったり、けがをしないとう事も、
大切にされていました。
大事な頭部を守る兜の柄は、
邪気や災厄から守ってくれたり、
元気な成長を願うお守りとされていたようです。
5月人形も兜を飾りますから、
お祝いには欠かせないものなのかもしれませんね!
●男の子
「束ね熨斗」
熨斗(のし)を目にする機会といえば、
お祝いの品にかける熨斗紙に付いていたり、
描かれている飾りのイメージが多いですね。
元々「熨斗」とは、アワビの肉を薄く引き伸ばしたものを
紙に挟んだもの、それをお祝いの進物に添えていたそうです。
お祝いの品に添えられている=祝福の象徴!
「束ねる」ほどたくさんの熨斗ですから、
多くの祝福を受けているという意味になるそうです。
メインの柄というよりは、
先程の「鷹」や「兜」などと一緒に
描かれることが多いようです。
お祝いの文様は様々ありますし、
色、模様同士の組み合わせもわかるともっと面白そうですね。
男の子は他に「龍」「軍配」「松」などあります。
●女の子
「鶴」
「鶴は千年、亀は万年」という言葉をご存知ですか?
昔から「長生き」の象徴とされてきた鶴。
実際に動物の中でも長い気だそうですよ。
鶴はつがいで生活する鳥なので、
「夫婦円満」「良縁」も表しているそうです。
「まだ産まれたばかりだよ!」と思われると思いますが(笑)
女の子なら、素敵な結婚をしてもらいたいなぁと
願うパパママが多いですよね^^
●女の子
「鞠」
丸い形や刺繍が素敵な「鞠」が
たくさんあしらわれた柄はとても華やかですよね。
貴族の遊びで「蹴鞠」という遊びを
聞いたことありませんか?
この「蹴鞠」に鞠が使われたことから、
「高貴」「品がある」ものを表すようになったとか…。
丸い形から、
「丸く収まる」「丸々と大きく育つ」といった意味や、
鞠はおもちゃでもありますから、
「寂しくないように」とお守りとしての意味もあるのではないかとされています。
●女の子
「桜」
掛け着に限らず、女の子の着物には、
必ずといって良いほど、桜が使われているそうです。
確かに春になればお花見。
女の子の人気お名前ランキングも常に上位。
日本を象徴する柄とも言えますね。
お参りに行く季節が春じゃなくても大丈夫だそうです!
日本の国花である桜は、稲作の神様が宿る木、
五穀豊穣の意味があったり、
また、進学や入社など「新しいスタート」が多い時期の花なので、
お宮参り=新しい人生の始まりとされ、
むしろ合っている柄なのかもしれませんね。
女の子のは、他に「蝶」「松竹梅」「鈴」「花車」など、
かわいい印象のものだと「うさぎ」などがあります。
色は赤、白、ピンク、桃色など綺麗なものがたくさんです。
これから「掛け着を作る」「借りるけどどんな柄にしようか」というお家は、
「こんな子に育ってほしい」という願いを込めて、
お選びになってみてはいかがでしょうか^^