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☆100日祝い・お食初めって何しよう☆

☆100日祝い・お食初めって何しよう☆

こんばんは、

ことりのカメラマン、わたなべです。

南浦和もようやく雪が溶けてきたと思ったら、

また降雪予報!

油断なりませんねーー;

 

 

 

先日、七五三の由来などを書いた

記事が好評だったので、

今回はお食い初めについて

調べてみようと思います!

 

 

 

お宮参りはおじい様達へのお顔見せも兼ねて、

みんなでお祝いするイメージですが、

「100日祝い」や「お食い初め」って

どうしたらいいんだろうと

悩まれる方、多いと思います。

(私もこの仕事なので知っておりましたが、

全然知らない職業だったら、

初耳状態ですね。きっと)

 

 

 

 

「お食い初め」とは、

生後100日?120日(月齢だと3?4ヶ月頃)の

赤ちゃんに、ご飯を食べさせる真似をして、

 

 

「一生食べ物に困らないように」

「丈夫な歯になるように」

※乳歯が生え始める頃なので

と、赤ちゃんの成長を願い、祝う儀式だそうです。

 

 

この時に用意するご馳走が、

お赤飯やお頭付の鯛やお吸物などです。

ご家族みんなでお祝いするのが一般的だそうですよ。

(お祝い時期については七五三同様、

「お家」や「地域」によって様々ですので、

おばあ様に聞いてみて下さいね)

 

 

 

 

この「お食い初め」、呼び方が他にもあるようで、

 

【百日の祝い】ももかのいわい

※祝う時期が生後100日前後だから

 

【真魚初め】まなはじめ

※初めて魚を食べさせるから

 

【箸揃え】はしぞろえ

【箸祝い】はしいわい

【お箸初め】おはしはじめ

※初めてお箸を使うから

 

【歯固め】はがためのいわい

※乳歯が生え始める頃に、

丈夫な歯が生えるようにお祝いするから

 

とも呼ばれているようです。

 

 

 

 

 

その起源は古く、なんと平安時代から!

最初はお餅を使っていたそうで、

鎌倉時代頃から魚に変わった事が

当時の文献からわかるそうです。

伝統的な儀式なんですねぇ…。

 

 

 

 

さて、では「ご馳走」とは、

何を用意したらいいんでしょうか??

最近ではインターネットで

「お食い初めセット」なる大変便利な

ご馳走セットが買えますので、

ここでは献立の意味を調べてみます!

 

 

 

おめでたい席で一番に思いつくご馳走は、

やはり「鯛」ですね!

(あんまり食べたことないけど!)

 

その赤色がめでたいとされた事や、

普通の魚よりも大変長生きする魚だそうです。

(40年くらい生きるんだとか)

また、栄養価も高く、

七福神のえびす様が釣っているのも鯛!

 

 

 

次は、お赤飯。

こちらも赤い色が魔よけの意味を持っているようで、

(神社の鳥居などと一緒ですね)

元は赤米という赤いお米を炊いていたそうです。

江戸時代中期から、白いお米を

小豆で色付けしたのが広まり、現在のお赤飯に。

 

ちなみに、広まった理由に

小豆から摂れるビタミンB1が、

当時流行っていた脚気に良いという事で、

赤飯は健康食だったそうですよ。

 

またまた、ちなみに

お赤飯に葉っぱが飾られている事がありますが、

これにも意味が!

この葉っぱは「南天」の葉で、

「難」を「転」じるという

語呂合わせから縁起物なんだそう。

しかも、防腐作用もあるので、

衛生面でも良いらしいです。

昔の人はすごい。。。

 

 

 

お次は、「お吸い物」

貝のお吸い物は、良縁を表すそうで、

特にハマグリの場合は、

元々くっついていた貝じゃないと、

ぴったりと合わない事から

将来良い伴侶に出会えるようにとの

願いが込められているそうです。

(え、この頃から?早いですね…

ちなみにひな祭りの時のお吸い物も、

同様の意味だそうです)

 

 

また、「吸う」はお乳をよく吸って、

すくすく大きくなりますようにとのこと。

こっちの方がしっくりきますね(笑)

 

 

 

 

その他、紅白のにんじんや大根、

亀の甲の形の六角形に切ったカボチャの「煮物」、

※亀は万年という長寿の意味

季節の野菜を漬けた「香の物」などを用意します。

 

 

 

最後に重要なもの。

【歯固めの石】

 

 

昔は丈夫な歯=ご飯を食べられて長生きすることだったので、

「石の様に固い」丈夫な歯が生えますようにと、

石を用いたそうです。

 

 

では、そこらへんの石でいいのかっていうと、

そうではなく…。

 

【お宮参りの際に神社から授かる】

祝い箸などど一緒に、神社から授かる地域もあるようです。

神社の境内にある小石をお借りして、

お食い初めが終わったら元あった場所にお返しする方法もあります。

 

 

【近所の氏神様の神社から借りる(拾う)】

上記同様、お借りしたら感謝の気持ちを込めて、

元あった場所にお返ししましょう。

 

【近くの河原などから拾う】

あれ、そこらへんの石でも良かったんですか?(*_*)

 

河原などから拾う場合は、

なるべく人通りの少ない場所を選んであげて下さいね。

また、神社の石も同じですが、

熱湯消毒をして、良く乾かしてあげてください。

(お箸をつけるので)

 

正式には黒、白、赤(っぽい)色の、

3つを使うようですが、

特にこだわらなくても大丈夫みたいです。

 

 

 

 

ですが、「明日お食い初めやるのに拾ってくるの忘れた!」

なんて時は(笑)、

 

・タコ…「多幸」とも読み、たくさんの幸せを願う

・紅白餅…元はお餅でお祝いしていた

・栗の実、アワビ…どちらも固いものなので、

石のかわりに使う地域もあるそうです

・梅干し…しわができるまで長生きできるように

・碁石…地域によっては碁石を使うところも。

 

 

 

 

 

そして、【正しい歯固めの仕方】!!

 

1、歯固めの石にお箸をトントンとあてます

2、赤ちゃんの歯茎に軽くちょんちょんとあてます

 

 

また、お食い初めに使う「祝い箸」ですが、

神社で石と一緒に授かる所もありますが、

季節によっては百貨店やスーパーでも

取り扱いがある所がありますので、

ぜひ、祝い箸を使ってあげましょう。

 

 

 

 

この祝い箸も、きちんと意味があるそうです。

(名前から予想はしてましたが)

 

 

お箸の長さは「末広がりの八寸」

(一寸とは昔の尺で、約3センチ×8=約24センチ)

下の方に広がっていく形の「八」は、

日本や中国では幸運の数字なんですって?。

 

 

 

 

祝い箸の形は、両端が細くなっています。

これは「両口箸」といって、

片方は人が食べるため、もう片方は神様が食べるために

使う事を意味しているそうです。

 

お祝い膳などは、神様にささげたものを

人が食べる事でご利益を得るという意味の、

「神人共食」しんじんきょうしょく

という考えから来ているものなんだそうです。

 

 

神様も食べるので、お箸の向きをかえて、

取り箸などに使わないよう気を付けましょうね。

 

 

 

 

お食い初めは、「ご飯」と「石」が重要なんですね?。

そして、用意されるもの一つ一つに

意味が込められている伝統儀式なんですね。

 

 

20180106065

ことりでは木の器と、ぬいぐるみの鯛、

袴や祝い着などをご用意しています。

 

お食い初め自体も、あくまで「真似」ですので、

ご希望の方は、カジュアルな形ですが

お食い初め風の撮影もできます。

 

神社で頂いた器などをお持ち込み頂いても大丈夫です。

ぜひ、楽しいお食い初めで良い思い出にしてあげましょう!

 

では、また?。

ここまでありがとうございました!

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