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お宮参り・掛け着の意味【2】

お宮参り・掛け着の意味【2】

掛け着の柄に込められた、
いろんな意味を解説していくブログ回、
女の子編を書いていきたいと思います。



圧倒的に花柄が多いのですが、
女の子の縁起物についても、
調べてみましたので、
ご参考になれば嬉しいです。



今回も、スタジオにある
掛け着を取り上げていますので、
撮影の時、どの掛け着にするかの
ご参考にもなるかもしれません。



【女の子編】

お宮参り掛着_朱

【毬】
この掛け着では、
背上部に毬の柄が見えます。

貴族の遊び「蹴鞠」に用いられたものなので、
高貴さ、気品を表すものだったようです。
丸い形なので、「万事丸く収まりますように」
といった意味もあるそうです。



この画像だと見えにくいですが、
「鶴」もいます。
長寿や、つがいでの生活が多い鶴は、
夫婦円満の象徴です。

お宮参り掛着_女桃

【四君子】
「君子」とは人徳や学識、礼儀に
優れた人のことを指し、
似た特徴や意味を持つ草木を
「四君子」と言います。


「蘭」
上品で気高い姿
「竹」
真っ直ぐに伸びる純粋さ、
幹が空洞な事から無欲
「菊」
花びらの豊かさや
形から太陽に例えられる
「梅」
寒さを乗り越え、
春を告げる為に最初に咲く花



このような意味合いがあるそうです。
どの特徴を持って
育っても嬉しいですね。


お宮参り掛着_女黄

【花車】
この着物も花がたくさんありますが、
注目したい点は
乗り物が描かれている事です。



貴族の乗り物である
御所車の車輪と、
人々からのお祝いの花。
源氏車という車輪の文様と、
それに花を飾った「花車」という文様です。




他に雲の形を取った
鹿の子柄もあります。
よく耳にする「鹿の子」は、
その班模様が鹿の模様に似ている事から、
鹿の子と呼ばれています。
女の子の着物の柄に人気です。

お宮参り掛着_女白

【鈴】
この着物には、「鈴」がたくさんあります。
音を発する「鈴」は、
魔物を遠ざけ、神様や縁起物を
引き寄せる事から、
長く使われている文様だそうです。
神社にも鈴がありますね。



印象的に大きく「桜」も使われています。
日本の国花としても用いられ、
五穀豊穣の意味もあるそうです。




【写真はないけど他にもあるよ】


「蝶」
成虫への成長過程で、
形を変えることから
「不死不滅」という意味があるそうです。
その意味から、武士の紋章などにも
多く用いられました。




「うさぎ」
多くみられる柄ではないそうですが、
卯年の女の子の縁起物や、
跳ねる姿から「跳躍」の意味、
縁結びの神様としても
知られています。



一度ご実家の掛け着の柄を
調べて見るのも面白いかもしれません。



模様一つ取っても、
たくさんの意味があるので、
知った上で掛け着を選ばれると、
もっと楽しい事請け合いです!

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